(前回の関連記事は「」です。)
ユーチューバ−
劇団 「前回の記事では『勝ちつづける波動』にはマインドの強さが重要ということで
@以前、受講していた40代女性Wさんは非常に優れた霊能力の素質があり、
FXデモトレードを直感のまま行ったところほぼ100%の確率で当たったが
試しに1万円だけ入金してトレードを行ったら外れまくるようになり、
あっと言う間にお金が無くなってしまった。
というエピソードに関しては、
↓
「(お金が無くなる)という恐怖心が出ると、途端に霊能力が使えなくなるんです。」
「特に女性は〈生活の安定感〉を求める傾向が強く、お金の損得にこだわる
傾向があり、金額が大きくなればなるほど霊能力を発揮できなくなるんです。」
A友達とカードゲームをしたときにカードの目が分かったり、ジャンケンで相手が
何を出すかわかる20代女性が、透視やギャンブルにその能力を生かせるか?
という質問に対しては、
↓
「でも彼女は(透視能力を使うと疲れる)とビビッている。」
「健康を崩したりして今の生活を続けられなくなることに恐怖を抱いている。」
「おそらく透視能力を使えば使うほど彼女の不安感は増していく。」
「恐怖を乗り越えられない人間が透視能力を使いこなして大金を稼ぐのは
無理
ということなんです。」
などと辛口のコメントをしていましたね。」
CS 「辛口といいますか、実際そうですからね。」
「雀鬼・桜井はヤクザの代打ちで麻雀の勝負をしていたら、相手方のヤクザに
脅かされて親指を折られたそうですが、それでも平気なフリして勝ったそうです。」
「女性でヤクザに脅かされて親指折られても平気な顔して麻雀で勝負して勝てる人って、
なかなかいないのではないでしょうか。」
劇団 「それって男でもなかなかいないんじゃないですか?」
CS 「そうなのですが、男は時たまそういうタイプがいるんですよ。」
劇団 「前回の記事に出ていた『20年以内に人類を火星に移住させる』宇宙事業に
大金を投じているスペースXとテスラのCEOであるイーロン・マスクや、
(わしゃ、アジアの電力王になるんじゃ!)とモンゴルから送電線を
日本に通す計画に反対したインド人社長を88億円で解雇した孫正義が
そういうタイプということでしょうか。」
CS 「あの2人って特殊ですからね。」
劇団 「特殊とはどういう意味ですか?」
CS 「例えば、身の回りの色々な人と話をすると、
お金持ちになりたい。
とう人はたくさんいます。」
「その中で意志の強い人たちが仕事の成績を上げて出世したり、転職したり
起業したり、投機などしてさらにそこから一部の人がお金持ちになります。」
「お金持ちになった人は生活で余った余剰資金を投資に回して資産を
増やしていきます。」
「ちなみに日本人の資産ランキングは↓になります。(2015年版)」
『資産別分布人数と主な構成プレイヤー』
1000億円以上 14人
柳井正、孫正義、三木谷浩史
500億円〜1000億円未満 33人
稲盛和夫、國分勘兵衛、金沢要求
100億円〜500億円未満 702人
石橋寛、宮内義彦、多田勝美、ビートたけし、イチロー
50億円〜100億円未満 1719人
秋元康、鳩山由紀夫、マックスむらい、松浦勝人
10億円〜50億円未満 3万7169人
ダルビッシュ有、浜崎あゆみ
5億円〜10億円未満 9万1969人
1億円〜5億円未満 199万4004人
『日本全体の成人の中での資産分布の割合』
1億円以上 2.0%
1000万円〜1億円未満 46.7%
100万円〜1000万円未満 42.3%
100万円未満 9.0%
劇団 「孫正義の資産は1000億円を超えてるんですね・・・・。」
CS 「ちなみにイーロン・マスクの資産は2017年時点で1兆6500億円(148億ドル)です。」
劇団 「個人資産が1兆円って想像がつかないです。」
CS 「それでも米国では29位らしいですが。」
劇団 「ボクが気になったのは資産50億円〜100億円未満の
マックスむらい
って誰ですか?」
CS 「人気ユーチューバ−でアプリ関連の事業も行っている方だそうです。」
劇団 「何か気合いが入った人ですね。」
「そんなに儲かるんなら、ボクもユーチューバ−になろうかな。」
CS 「ユーチューバ−で儲けたというよりは、アプリ関連の会社を起業して
たっぷり儲けたから、今はPRと個人的趣味を兼ねてユーチューバーを
しているのでしょう。」
「ただ、わたしから見ると守りに入った人ですよ。」
劇団 「守りに入った人ですか・・・。」
CS 「マックスむらいという方もユーチューバーをしたり、色々な事業を立ち上げて
頑張っていると思うのですが、乗るか反るかの大博打はしていないですよね。」
「彼の考え方は、孫正義にクビにされたインド人社長ニケシュ・アローラ氏と
同じく危険な勝負はしません。」
孫氏の勘に頼る投資手法を「趣味的」と酷評しているアローラ氏にとって、
実現性があるのかどうかわからないアジアスーパーグリッド構想は、
理解できなかったに違いない。
アローラ氏の投資手法は「回収のメドがない投資は行うべきでない」
というスタンスだ。
中国、韓国を通る送電網は、政治的緊張が高まれば切断されるリスクが高い。
切断されたら投資分はパーだ。
回収が危ぶまれる投資なんかに手を出すつもりは、当然のことながらない。
投資家は最大のリターンを得るために投資するとアローラ氏は心得ている。
孫正義氏とニケシュ・アローラ氏は2014年には「毎日一緒にいる」とお互い親密な
仲だったのだが、たった2年で修復不可能なまでに関係が悪化した。
劇団 「ユーチューバ−になって変わったことをしているようなフリはしていても、
本質的には危ない橋は渡らない資産を守る生き方をしているわけですね。」
CS 「反対にモンゴルで発電した電力を中国と韓国を通して日本に送る
アジアスーパーグリッド構想は一歩間違えば会社がひっくり返る大博打です。」
劇団 「確かにひっくり返るでしょうね。」
CS 「これがイーロン・マスクに到っては、ほとんど理解不能なレベルの
大博打を繰り返しています。」
↓
イーロン・マスクはペンシルベニア大学ウォートン・スクールで物理学と経済学の
学位を得たあと、スタンフォード大学の大学院に進み、博士号の取得を目指した。
だが数日で退学し、弟と一緒にインターネット関連のスタートアップZIP2を設立した。
父親からの2万8000ドルの資金で、新聞向けの街案内ソフトウエアを開発した。
4年後の1999年、ZIP2を3億700万ドル(約350億円)で売却、
マスク氏は2200万ドル(約25億円)を手にした。
その半分以上を投資し、オンラインバンキングサービスのX.comを共同創業した。
同社は間もなくライバルと合併してペイパル(PayPal)となり、マスク氏は大株主となった。
2002年、イーベイ(eBay)がペイパルを買収、マスク氏は1億8000万ドル(約200億円)
を手にした。
劇団 「200億円を手にしたら、ボクなら1等地の不動産物件でも購入して家賃収入を
得ながらユーチューバ−にでもなりますね。」
CS 「普通一般人が大金を得たらそうなるでしょう。」
「安定した収入と資産があって、後はたまに人目を引く活動をして自尊心を満たしながら
仲の良い仲間を作っていればそれで満足するのが人間なんです。」
「最近、週刊誌に島田紳助の近況が載っていたのですが、不動産でがっぽり儲けて
今は筋トレで身体を鍛えながら仲間とゴルフ三昧で余生を過ごしているそうです。」
劇団 「でも、イーロン・マスクはそういう生き方はしなかったんですね。」
ペイパルを去ったあと、マスク氏はスペースX(SpaceX)を創業、関心を宇宙に向けた。
数年後、同氏はEVメーカーのテスラ(Tesla)と太陽光発電システムの
ソーラーシティ(SolarCity)の共同創業者となった。
これらの会社の成功により同氏はビリオネアの仲間入りを果たした。
だが、厳しい経済状況にも追い込まれた。
「イーロン・マスク 未来を創る男」の中では、電気自動車のテスラだけで
毎月約4億8000万円のお金を食いつぶしロケットの打ち上げが失敗したことで、
一夜で240億円の資産が水の泡になった。
それに加えて、長時間労働、離婚、そしてマスコミからの圧力など、一時は死人のような
表情を浮かべながらも、「休んだら死ぬ」と自分に言い聞かせ、依然としてすべてを失う覚悟
で挑戦するイーロン・マスクの姿が描かれています。
劇団 「毎月、4億8000万円のお金を食いつぶし、一夜で約240億円の資産が水の泡って
まさに悪夢ですね。」
「200億円の資産を残しながらユーチューバ−になる人生もあったのに・・・。」
CS 「しかし、その後見事に復活します。」
2008年の後半、マスク氏は最初の妻と離婚、経済状況は悪化した。
1年後、同氏は「現金が底をついた」と述べ、友人からの借金で会社を続ける
ための努力を続けた。
2010年、テスラが上場するとマスク氏の資産は爆発的に増えた。
2012年、同氏は初めてフォーブスの億万長者リストに掲載された。
総資産は200億ドルに上った。
劇団 「ジェットコースターのような人生ですが、こうして次に火星移住計画が
始まったわけですね。」
CS 「イーロン・マスクによると火星移住計画には1兆円かかるそうです。」
植民地化のおおまかな構想
計画では火星に1回200人×1,000回に小分けにして人類を送り込み、植民化します。
完全自給自足の文明が火星上にできるまでには、だいたい40年から100年かかる
とのこと。
気になる予算は、ざっと100億ドル(約1兆円)もあれば間に合うのだそう。
これについてもイーロン・マスクは、
「個人資産はほかに特に使いたいこともないので、多惑星型生命体の実現に
できる限り投じていきたい」
と意欲満々。
劇団「(個人資産はほかに特に使いたいこともない)というのがすごいですね。」
CS「イーロン・マスクは3度離婚して今は独身だそうですが、莫大な資産を火星移住計画に
湯水の如くつぎ込む男は絶対に奥さんと揉めるでしょうね。」
「そんなに資産があったら長期休暇を取って豪勢な海外旅行をしたり、ブランド品を
買い漁ったり、子供の教育に思いっきりお金をかけたいでしょうから。」
劇団「確かに(笑)」
CS「イーロン・マスクのように200億円の資産を手に入れて破産覚悟の勝負(→テスラ)
に出て、
さらに1兆円を手に入れたら、今度は破滅覚悟の勝負(→火星移住計画)に
出る人間は日本人ではまずいないでしょう。」
劇団「孫正義はどうなんですか?」
CS「彼については、孫という名字を見てもわかるように元は約1000前に中国南朝の宋から
戦乱を避け高麗へ帰化した一族の末裔で、1947年に一族が朝鮮南部から船で
日本へ渡り、正義の父である三憲によって消費者金融、密造酒、パチンコを家業として
財を築いた一家なんです。」
「もちろん現在は日本に帰化していますが。」
劇団「そのため孫正義は日本人とは器質が違うわけですね。」
CS「わたしが知っている日本人でイーロン・マスクに近いタイプは
織田信長
くらいでしょうか。」
劇団「織田信長?」
CS 「本人の努力で下位の身分からのし上がり、拡大を繰り返したところが
よく似ています。」
劇団 「あまりピンときませんが。」
「信長は大名のはずだし。」
CS「織田信長の家はもともと尾張国の守護大名・斯波氏から守護代に補任された
織田大和守家の家臣にして分家であって、
@尾張国の守護大名〜斯波氏
↓
A守護代〜織田大和守家
↓
B家臣&分家〜織田信長
という身分的には家来だったんです。」
劇団「最初から守護大名みたいなイメージがありました。」
CS「一般的なイメージとは逆で、信長は努力して家来の身分から大名へと這い上がり、
34歳で尾張に加えて美濃を手に入れ江戸時代の石高にして百十万石、将軍家を
除けば最大の大大名になったわけです。」
「当時の信長は、若くして資産1兆円になったイーロン・マスク以上の成功者で
そのまま守りに入れば悠々自適の人生を送れました。」
「しかし、彼は『天下布武(畿内統一)』をスローガンに全財産の3倍の借金をして
足利義昭を擁して上洛しました。」
劇団 「それは大博打ですね。」
CS「その後は『畿内統一』→『全国統一』と目標は大きくなり、我々が知っている
織田信長ストーリーとなるわけです。」
「最近の研究では当時、最先端の鉄砲隊を海外に派兵して植民地を作る計画もあり、
秀吉の朝鮮出兵(唐入り)は元は信長の計画だったそうです。」
劇団「それって当時の日本人ににしてみたら火星移住計画みたいなものだったのでしょうね。」
「でも、どうしてイーロン・マスクと織田信長は行動パターンが似ているのでしょうか?」
CS「2人とも優れた資質の持ち主であると共に、強い疎外感があったためでしょう。」
劇団「疎外感?」
CS「これはよく知られた話ですが、信長は生来の変わり者で(たわけ)(うつけ)と
呼ばれ、重臣たちと母親は次男・信勝についていて、特に母親の土田御前は
最後は家督争いをけしかけて信長を殺させようとした程の嫌いぶりで、
そのせいで信長は最後は弟の信勝を謀殺することになってしまったわけで、
母親・弟・家臣が皆敵という相当なプレッシャーの下で彼は成長しました。」
劇団 「確かに現代に置き換えて考えると、母親が弟をけしかけて自分の命を
奪おうとして、結局、弟を殺しちゃう羽目になってしまったという状況は
PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってもおかしくないですからね。」
「イーロン・マスクの場合はどうなんですか?」
CS「彼は1971年7月28日、南アフリカのプレトリアで生まれたのですが、9歳で両親が離婚し
父親に引き取られ性格は内向的でしたが、
エンジニアだった父の影響から10歳の時に独学でログラミングを始め、12歳の時には
対戦ゲーム「Blaster」を制作しゲーム雑誌に500ドルで売ったそうです。」
劇団「頭は相当良かったんですね。」
CS「ただ、学校では相当激しいイジメに遭ったそうで、いじめっ子たちに階段から
突き落とされたり、気絶するまで殴られ続けて病院に運ばれて入院したことも
あったそうです。」
劇団「それって死んじゃいますよ!」
「日馬富士の可愛がりじゃないんですから。」
CS「9歳で母親と引き離されて、学校では生命の危機レベルのイジメが繰り返される
という状況は子供には相当なストレスです。」
劇団「毎日が生き地獄ですよ。」
CS「織田信長とイーロン・マスクは2人とも高い知能を持ち、かつ周囲から疎外された
孤独な人間だったわけです。」
「ちなみにイーロン・マスクの元奥さんは、
(どうしたらビル・ゲイツや、イーロン・マスクのような起業家になれるのか?)
という質問に対してこう答えています。」
彼らが起業家になった理由は、彼らが引きこもりで、社会的不適合者で、
人々をうんざりさせ、すぐに口論をし、余計なもめ事を起こし、会社での
決まり切った書類仕事をこなせなかったから
劇団「社会的不適合者だったんだ・・・。」
CS「組織や集団で疎外されて、どうしても馴染めない社会不適合者が
選択する道は究極的には2つに絞られます。
@周囲の世界との繋がりを断って内面に閉じこもる。
→引きこもり、ニート
A世界と闘い自分の世界(フロンティア)開拓し拡大し続けていく。
→起業家、イノベーター
このどちらかに近づくしかないです。」
劇団「そうか!それで2人とも常に拡大し続けるんですね。」
CS「このタイプの人間が安定感を得るには、
究極的には世界全てを自分のものにするしかない。」
劇団「そう考えると火星移住計画は納得ですね。」
CS「ただ、そのためには生活の全てを自分の目的1点に集中し続ける覚悟が必要です。」
「↓はイーロン・マスクが初めて起業したときの体験手記です。」
弟と私が起業したときは、アパートの代わりに小さなオフィスを借りて、
寝泊まりをしていました。
シャワーはYMCAで済ませていました。
とにかく大変で、コンピュータも1つしか持っていませんでした。
昼にWebサイトを更新し、夜はプログラミングをしていました。
毎日、どんなときも。
当時いたガールフレンドもオフィスで寝泊まりしていたほどです。
起きてる時は常に働く。
特に起業する人には言っておきたいことです。
他が週に50時間働くなら自分は100時間働く。
そうすると会社としては、本来の2倍仕事量をこなせたことになります。
劇団「イーロン・マスクほどの才能を持った人物でも、目的に向かって寝る間も惜しんで
他人の倍は努力し続けるんですね。」
CS「織田信長の家臣が残した記録によると、彼が寝ているところをほとんど見たことが
ないくらい働きづめだったそうです。」
劇団「起業して成功するって、その位大変なんですね。」
CS「結果を出す人は、1点に集中するんです。」
「しかし、ほとんど95%の人間は、
(将来、起業してお金持ちになる。)
などと言いながら、ダラダラ他のことに時間を費やして結果を出せず、
気づいたら年を取ってエネルギーが枯渇して何も出来なくなって
いるんです。」
「これはもう生まれ持ったマインドですからしょうがない。」
「現実をありのままに見つめて、身の丈に合った収入目標と人生設計を立てて
その人なりの人生を楽しめばいいんですよ。」
「そこを見誤ると、人生を棒に振る危険性が高まります。」
劇団「普通、こういう話をすると最後は、
みんなイーロン・マスクみたいに成功できるんだ!
とか言うものですが、CSさんは違うんですね。」
CS「成功者はほんの一握りだから成功者なんです。」
「わたしは色々な人の波動を見てそれがよくわかりました。」
「これは仙道の本質にも関わることなのですが。」
劇団「それって何ですか?」
CS「続きの説明は次回とします。」
※次回の記事更新日は12月10日になります。